たんぽぽのわたげ

たんぽぽのわたげ詳細

鍼灸治療と病気の付き合い方


年明けにも話題にしましたNHK『100分de名著』。今回は、内村鑑三の著書『代表的日本人』について読み解いていました。その中の一人『上杉鷹山』。私の座右の銘の一つ「なせば為る 成さねば為らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」で有名な米沢藩主で行政改革者、一般的には倹約で藩の立て直しをしたと知られています。

 

ピンチ(試練)こそ本当に大事なチャンス。ピンチは「恐れる」が本当は『畏れる』のであって、「ピンチとは正体が分からないが大事なものとの出会い」ではないかと、我々に生涯を通じて教えてくれています。内村鑑三は上杉鷹山を通じて、こう表現しています。
 
【目の前の小さな炭火が、今にも消えようとしているのに気づいた。大事にしてそれを取り上げ、そっと辛抱強く息を吹きかけると、実に嬉しいことは、よみがえらすことに成功した。“同じ方法で、わが治める土地と民とをよみがえらすのは不可能であろうか”そう思うと希望が湧き上がってきたのである。】

 

ここで注目したいのは『見る』ということ。「見る」には古来「見えないものを感じる」という意味もありました。つまり、本当の原因は隠れているので探り当てなければならない。目に見えているものだけでは本当の改革はできない。鷹山は『籍田の礼』を行いました。これは、古代中国の勧農と豊饒を祈願するための農耕儀礼であり、藩主自ら農業の尊さについて、身をもって示しました。すべてのものは自然からくる。藩主が民に与えたのではなく、すべては大地から、そして、藩主もまた大地に仕える者だと儀式で表現しました。そこに内村鑑三は『東洋の美徳』を表現しました。
 
【東洋思想の一つの美点は、経済と道徳を分けない考え方であります。東洋の思想家たちは、富は常に徳の結果であり、両者は木と実との相互関係と同じであるとみます。木によく肥料をほどこすならば、労せずして確実に結果は実ります。「民を愛する」ならば富は当然もたらされるでしょう。「ゆえに賢者は木を考えて実をえる、小人は実を考えて実をえない」。】

 

上杉鷹山を代表的日本人の一人として、内村鑑三は世界へ発信しました。鷹山が藩主であることから、国の改革と向き合った人生でしたが、この向き合い方は個人の人生においても同じことが言えると思います。思いがけない病気。体調が悪いときは本当のは辛いものです。しかし、もし、病気にもならずこれまでの生活を続けていたらどうなっていたのでしようか?病気になることで、これまでの生活を見直すチャンスをもらったのではないでしょうか?病気ばかりみていては本当の原因は探れないことも多くあるように思います。日本人として、鍼灸治療を通じて「見えないものを見ようとする『東洋の美徳』」を尊重していきたいものですね。

 

吉村亜紀子

 

 

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