たんぽぽのわたげ

たんぽぽのわたげ詳細

妊娠中の静脈瘤


患者様Aさんは「外陰部あたりに梅干し状の静脈瘤ができてしまい、歩くことはもちろん、日常生活じっとしていても痛い。」と言ってお見えになりました。
詳しくお話しを伺うと、お腹が張って早産傾向になっているため、点滴をして家では安静に過ごし、趣味の手芸に没頭し座りっぱなしの生活を送っていたそうです。すると、急に静脈瘤ができ、ひどい痛みに悩まされる日々が始まったそうです。もともと、鼡径部(そけいぶ)あたりの痛みはあったそうですが、お腹が大きくなるための圧迫によるものだと気にしていなかったのですが、それが、こんなかたちで、こんな痛みになるなんで・・・と嘆いておられました。
さらに、「そろそろ、臨月になるし、運動したいと思っているのですが、今のままでは、とても運動をするような気分になれません。」と、上のお兄ちゃんの子育てストレスも重なり、不安な表情でいっぱいでした。

 

取り急ぎ、「静脈瘤そのものが、はりきゅう治療を1回して魔法のように消え去ることは難しいですが、痛みは緩和されます。しかし静脈瘤というある種、経絡の疎通を阻害するものがあるので、家では、お灸を毎日してください。」と説明をし、その日のはりきゅう治療を終えました。結果は、「確かに軽くなったが、まだ痛い」とのこと。本治法(体が求める根本的な治療)もしっかりしていましたし、過剰な治療になってはいけないと、その日はそれで終わりました。数日後、1週間もたたない頃に再びお見えになった時は、清々しい表情を浮かべてお見えになりました。「先生、はりきゅう治療が効いているのか、毎日のお灸が効いているのかわかりませんが、日に日に痛みがとれて、体も楽になっています。」と大変喜ばれていました。散歩の積極的に行える程にもなったともおっしゃっていました。
痛みも改善し体調まで良くなり、治療家冥利に尽きる思いでした。

 

しかしながら、鍼灸師という立場でお産の現場にいない人間ではありますが、そもそも、Aさんのような体調になるまでの経過には納得がいきません。早産傾向にあるからと、運動を中止し、子宮の収縮を抑える薬を注射し、安静に過ごす。産科医療では、当たり前とされていることかもしれません。しかし、運動停止による体力低下、薬による副作用、安静しすぎることによる血行不良・・・など。さらには今回のように、静脈瘤を併発。腰痛、頭痛、肩こり、胃腸障害・・・とてもこれからお産という大仕事をする妊婦の体力とは思えないほど体力が低下してしまいます。早産傾向になってからの対応として考えるのではなく、早産傾向を含め妊娠中の体調不良を起こさないような生活養生術に向き合うことこそが、お産のプロフェッショナルとして行うべきことではないでしょうか?

 

はりきゅう治療の「予防医学」としての在り方は、妊娠中の女性の強い味方にもなります。なってからではなく、「なる前に」体と向き合い、体調管理をしていきましょう。

 

吉村亜紀子

 

 

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